【家族信託】この人は認知症ではないかと疑われるとき

家族信託

いつ認知症ではないかと疑われるのか?

前の記事で親が認知症になるとどんな事が困るのかの記事を書きました。認知症になると銀行口座が金融機関に凍結されてお金が引き出せなくなったり、不動産売買など契約行為ができなくなります。では、なぜ親が認知症だと銀行など知られてしまうのでしょうか?

親自身が自分が認知症だと言ってしまう

まず、親自身が自分が認知症であることを銀行窓口とかで言ってしまうケースがあるそうです。私の親もそうですが、インターネットバンキングとか使いこなせないし、現金主義なので、平日に銀行に行くことが多いです。振込みなんかもネットでできますが、よく分からないと言って、すぐに銀行や郵便局に出かけています。現金の引き出しもコンビニではなく、銀行に行きます。時間ありますからね。皆さんの親もそんな感じではないでしょうか?で、銀行窓口で手続きをする際に自分が認知症である事を口走ってしまうことが多いそうです。それだけで銀行口座を凍結することはないと思いますが、マークされることはなると思います。

銀行窓口での挙動がおかしい

次に銀行窓口での挙動がおかしい、ということが挙げられます。
・話が噛み合わない、同じ話を繰り返す、話している意味がよく分からない
・自分の名前や住所が言えない、何のために銀行窓口に来たのか分からない
・つい今さっき話した内容を忘れている、忘れたことを言い訳する などな

医師から認知症だと診断さても、すぐに口座が凍結されることない

もちろん、医者から親が認知症だと診断されてもすぐに口座が凍結されることないです。認知症は徐々に進行するものなので、当然、正常な状態もありますので、その時に親と一緒に銀行に行って手続きをするとか、もちろん親ご自身に判断能力があって銀行窓口で預金引き出しや振り込みなどの手続きを行うことは可能です。