認知症になった親を施設に預けるタイミング
在宅介護の限界を感じる前、が認知症の親を施設に預けるタイミングです。
親が徘徊がひどくなった、親を一人にしておけない、または、介護者自身がもう面倒が見れない、これ以上は頑張れない、不眠症やうつ状態になって、もう限界だと思ったときも親を施設に預けるタイミングだと言えます。
1.施設入居を考えはじめるタイミング
・日中も介護者が目を離せないと感じたとき
・介護の負担が辛くて、心身ともに疲弊したとき
・認知症が進行してきて、親や自分の将来に不安を感じた時
2.早めに入居に向けて動き出すべきタイミング(介護者の方)
・なんとなく私生活がつらいとき
・身体介護で腰やひざなどを痛めたとき
・気持ちに余裕がないことが増えたとき
3.入居を決断すべきタイミング
・四六時中ずっと介護のことを考えたり、介護のことが頭から離れないとき
・生きているのがつらく、希望が見えないとき
・介護者である自分の年齢が50代から60代であるとき
認知症になった親を施設に入れる際に意識すること
次は認知症になった親を施設に入れるときに意識することについてまとめていきます
1.後ろめたさを感じる必要はない
・最後まで自宅で介護したかったと思う方が多いようですが、介護される方にとっても、介護する方ににとっても、プラスになることもあります。施設入居させることを前向きに考えましょう。
2.自分の人生も大事にしてよい
・仕事と介護の両立がうまくいかず、介護離職する方も増えてきていますが、自分の人生の方が長いです。介護離職は双方とも不幸につながるかもしれません。自分の人生、一度きりの人生ですし、介護者の方の人生の方が長いですから、大事にしましょう。
3.親を施設に入れた後も家族としてできることをやる
・施設側へ介護を丸投げするのは良くありません。定期的に施設に行って、親と会話する、一緒に食事をする、散歩をするなどできることはやりましょう。施設へ協力する意識を持つことが大切です。
4.施設入居は「本人と一緒に」決める
・施設入居は本人にとって非常に大きな環境の変化になります。早く施設に入った方が早く施設に慣れることができます。海の近くがいい、近くに大きな公園がある、施設が新して綺麗など、親の希望も聞きながら、施設を決めましょう。
5.要介護認定は早めに受けておく
・要介護認定されていないと入居できない施設があります。介護認定があれば、国から補助金が出ますので、経済的にもメリットがあります。
余裕をもって介護するためには早め早めに考えて、動き出して、そして決断することが大事です。
この記事は「みんなの介護」を参考に書かせていただきました。
https://www.youtube.com/watch?v=voKiCnkqojA&t=3s