ペット遺言信託

当事務所ではペット遺言信託契約サービスを提供しております。

【ペット遺言信託】置いてけぼりにしない準備はできていますか?

自分に何かあった時、家族同然のペットは誰が面倒を見てくれるのか?年老いた親がペットを飼っているけど、親が亡くなったり、親が施設に入ることになった時に誰が面倒を見てくれるのか?一度は考えたことはあると思います。自分や親が元気なうちに以下のことをやっておきましょう。

①ペットを預ける先を探しておく
②ペットの飼い方(ご飯や散歩回数など)をノートにまとめておく
③新しい飼い主を探しておく
④不妊去勢手術をしておく
⑤トイレなどしつけをしておく

①ペットを預ける先を探しておく

・例えば、事故や病気などで急に病院に入らないといけない状況になった時に、例えば1週間だけ預けることができる所を探しておきましょう。
・近所の人、動物病院、ペットホテルなどあると思います。短い期間、預けておくとか新しい環境にペットを慣れさせておくことも考えておきましょう。

② ペットの情報や飼い方(フードや散歩回数など)をノートに残しておくと

・飼い主(自分や親)の連絡先や緊急連絡先、ワクチン接種情報、かかりつけの動物病院情報などをまとめておきましょう。
・ペットのフードや食事の回数や時間帯、そして好物などノートにまとめておきましょう。また、散歩のコースや時間などもまとめておくと良いと思います。

③新しい飼い主を見つけておく

・自分に何かあった時の新しい飼い主を見つけておきましょう家族が良いと思いますが、ペットNGの賃貸に住んでいたり、すでにペットを飼っていたりするとその家族にペットを預けるのはかなり難しくなります。普段から飼い主候補を探しておきましょう。

④不妊去勢手術をしておく

・不妊去勢手術しておきましょう。手術には数万円から十数万円のコストがかかります。不妊去勢をしていないと発情期に絨毯を汚したり、他の家のペットにご迷惑をかけたりします。
・他の人に預けるのですから金銭面や飼育面でご迷惑をおかけしないように最低限の処置をしておきましょう。
・不妊去勢手術は可哀想な気もしますが、手術したペットは病気になりやすいというデータもあります。

⑤トイレなどちゃんとしつけておく

・トイレのしつけは最低限ののマナーです。ちゃんと決められた場所でトイレができるように躾けておきましょう。

⑥何日か分の買い溜めをしておく

・食事(ペットフード)
・散歩グッズ(リードや首輪)
・ケージやキャリーバック
・食器
・オヤツ
・トイレシーツ
など買い置きしておきましょう。

ペットを置いてけぼりにしない方法

①遺言書に自分の死後はペットの面倒を見ることを条件に財産を渡すことを書く
②負担付き死因贈与を結ぶ
③ペット遺言信託契約を結ぶ

①遺言書に自分の死後はペットの面倒を見ることを条件に財産を渡す

・遺言書にペットの扱いについて書く方法です。自分の死後は財産を渡すので、ペットが死ぬまで面倒を見て欲しいことを書く方法です。
・一見、効果がありそうですが、ペットのお世話をお願いされた相続人や受遺者がちゃんとペットの面倒を見てくれるか分かりません。
・また、相続人や受遺者が相続放棄、遺贈放棄してしまう可能性もあります。これは遺言書に書いたからといって必ずしも受けてくれるか分からないからです。

②負担付き死因贈与を結ぶ

・自分が死んだら=死因、ペットの面倒を見ること=負担、を条件に金銭などのお金を渡すことを遺贈者、受贈者で遺贈契約を結んでおく、ということです。
①の相続と違って、生前に受遺者と合意しますので、その可能性は低いかもしれませんが、自分が死んだ後に本当にペットのお世話をしてくれるか分かりませんので、①とあまり変わらないかもしれません。

③ペット信託契約を結ぶ(ペット信託)

・②と違って、自分が死んだら、だけではなく自分が認知症になったら、ペットのお世話をする、そのための信託口座を作ってお金の管理をしたり、ペットの供養をどのようにやる、残ったお金の使い道を決めておくなど、委託者の細かい要望を契約書に記載しておくことができます。また、信託監督人をつけて、受託者がちゃんとペットの面倒を見ているのか定期的に監視するようなことも契約書に書くこともできます。
・①や②と違って、ペットのためにやってほしいことをきめ細かく決めることができます。高齢のひとり親がペットを飼っているけど、親に何か起きた時にペットを置いてきぼりしないためにどうするのか、一人暮らしをされている方で自分に何かあった時にペットを置いてきぼりしないためにどうするのかという方はぜひペット遺言信託契約をご検討ください。

ペット遺言信託サービスとは?

当事務所では、ペット遺言信託サービスを提供しております。自分が亡くなったり、施設に入ったりする際にペットとのお別れは、非常に辛いものですが、その後のペットの適切な処置・管理を考えることは大切なことです。ペット遺言信託は、生前の飼い主がそのペットに対する希望や要望を守ることができる制度です。
当事務所では、ペット遺言信託業務について行政書士が対応しております。ペット遺言信託契約書の作成や登録、ペットの受け取りと管理、ペットが必要とする医療や日常のケアの手配など、全ての手続きを行えるサポートを提供いたします。

ペット遺言信託は、ペットとの別れに備え、飼い主が生前に準備しておくことが望ましい制度です。ペットが寿命を全うするまでのお世話を、飼い主の希望に沿って行うことができます。ペットの健康状態や性格、習慣などを一番よく知っている飼い主の方が、ペットが安心して暮らせる環境を選ぶことができます。ペット遺言信託サービスを利用する際には、まずは一度ご相談ください。当事務所では、飼い主の希望に合わせたプランを提案いたします。